マダムNの神秘主義的エッセー

神秘主義的なエッセーをセレクトしました。

2015-08-26から1日間の記事一覧

12 恩師の命日に

出典:Pixabay 窓を開けていると、気持ちのよい風が室内に入ってくる。 4月9日は、亡き神智学の先生のお誕生日で、11日の今日は命日である。先生のお棺はマーガレットでいっぱいだった。 今日は大好きだった先生のことばかり考えている。もっとも、そうでな…

11 心臓の発作のあとで想像した、この世からの旅立ち

出典:Pixabay 雛祭りの日の早朝5時半頃、久しぶりにやや強めの狭心症の発作が起きた。 やはり、以前よりニトロ舌下錠の効き目が悪い気がした。 以前は、薬の効果が奔流のようにほとばしり、痛みという岩をあっという間に押し流してくれ、影も形もないまでに…

10 心臓の発作のあとで空想した、あの世のシステム

出典:Pixabay 死後人間がどうなるかについては、わたしは神秘主義者なので、それなりの経験と知識から、少なくとも死んで1週間のあいだの人間がどんな状態に置かれるかをこちら側から描き尽くすことはできる(あちら側からの観点というのは、わかりようが…

9 『テレプシコーラ』の千花から連想した『アルゴノオト』の井亀あおい

出典:Pixabay 『テレプシコーラ』第1部が完結した。この先、この物語がどのようなふくらみを見せるのか、想像もつかない。山岸凉子は凄い……本当に凄い! 同じ作者の同じバレエ漫画であっても、鋭さの中にも少女漫画らしいあまやかさを持った『アラベスク』…

8 息子の夢と前世のわたし

まだ高校生だった息子がわたしの夢を見たといって、こんな話をしてくれたことがあった。 出典:Pixabay そこは昔のインドか中国かというような土地で、わたしは白い牛に跨り、上半身は裸。どこかへ行こうとしていたそうだ。息子は旅の途中の商人だったとか。…