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マダムNの神秘主義的エッセー

神秘主義的なエッセーをセレクトしました。

16 フランス文学界の最高のオカルティスト、とブラヴァツキーにいわせたバルザック

娘がオノレ・ド・バルザック(私市保彦・木下祥枝訳)『動物寓話集 他』(水声社、2007年)を購入した。これで、「バルザック幻想・怪奇小説選集」の全5巻、娘は揃えたことになる。娘にはバルザックはどちらかというとフレグランス――情操の香水――の役目を果た…

15 最愛の子にブッダと呼ばれたガブリエラ・ミストラル――その豊潤な詩また 神智学との関わりについて

Pixabay - Free Images 抽象的な事柄を血肉化し、生きた事例として見せてくれる教科書として、世界の名作といわれるような文学作品に勝るものはない。 ただ巷で人間を眺めているだけでは、その人生まではなかなか見えてこないものだ。それを知るには、先人た…

14 嫌悪感と病気の関係、そして光の贈り物

〔2007年10月24日〕 春、夫にあるハプニングをもたらされてから、彼に対する信頼度がますます低下した。 とはいえ、それではやっていけないから、そこのところは普段は思い出さないようにしている。思い出しさえしなければ、愉快なパートナーでもあ…

13 十五夜に寄せて

毎日まだまだ暑くて、気分は夏なので、うっかりしてしまうところだった。今宵は十五夜である。 しっかり月を見なければ……空は白っぽい。果たして綺麗に見えるだろうか。 陰暦8月15日、中秋の月――1年中でこの夜の月が一番美しいとされ、俳句では、十五夜…

12 恩師の命日に

窓を開けていると、気持ちのよい風が室内に入ってくる。 Pixabay - Free Images 4月9日は、亡き神智学の先生のお誕生日で、11日の今日は命日である。先生のお棺はマーガレットでいっぱいだった。 今日は大好きだった先生のことばかり考えている。もっとも、…

11 心臓の発作のあとで想像した、この世からの旅立ち

雛祭りの日の早朝5時半頃、久しぶりにやや強めの狭心症の発作が起きた。 Pixabay - Free Images やはり、以前よりニトロ舌下錠の効き目が悪い気がした。 以前は、薬の効果が奔流のようにほとばしり、痛みという岩をあっという間に押し流してくれ、影も形も…