マダムNの神秘主義的エッセー

神秘主義的なエッセーをセレクトしました。

46 ブラヴァツキーの神智学を誹謗中傷する人々 ③ブラヴァツキーの名誉回復

☆インデックス Free Images - Pixabay 日本語版ウィキペディアのブラヴァツキー、神智学、神智学協会に関するページの記述があまりに低俗、お粗末であることから疑問に思い、外国語版ウィキペディアを参照してみようと思ったことから外国語版ウィキペディア…

45 祐徳稲荷神社参詣記 ①2012~2014年

☆インデックス Free Images - Pixabay 45 祐徳稲荷神社参詣記 ①2012~2014年 71 祐徳稲荷神社参詣記 ②2016年6月15日72 祐徳稲荷神社参詣記 ③2017年6月8日 74 祐徳稲荷神社参詣記 ④神仏習合 2012年から2014年までの3回にわたる参詣記である。祐徳稲荷神社の…

44 ヴァージニア・ウルフの知性美と唯物主義的極点

☆インデックス Free Images - Pixabay ナイジェル・ニコルソン(市川緑訳)『ヴァージニア・ウルフ (ペンギン評伝双書)』(岩波書店、2002年)を読んだ。作品の評論的な部分は少ないが、ヴァージニア・ウルフという人物を知る上では好著だと思う。 ただ、…

43 H・P・ブラヴァツキーが出てきた最近の単なる夢三つ

☆インデックス Free Images - Pixabay H・P・ブラヴァツキーが出てくる夢を三日連続して見た。神秘主義的な雰囲気の夢ではなく、ありふれた夢で、記録しておかなければ、あっという間に忘れてしまいそうな夢にすぎない。それでも、ちょっと面白いと思った…

42 レオ・ペルッツが飼っていたレオ・ペルッツ虫と神智学

☆インデックス Free Images - Pixabay こんな記事ばかり書いていると、そのうちお叱りを受けるのではないかと怯えているが、また書いてしまう。 でも、わたしのように性格の悪い人間が書かなければ、誰も書かない。神智学徒には知的で奥ゆかしい人が多いので…

41 個人を取り巻いているオーラの質

☆インデックス Free Images - Pixabay H・P・ブラヴァツキー(ボリス・デ・ジルコフ編纂, 老松克博訳)『ベールをとったイシス 第1巻 科学 下 』(竜王文庫、平成27年)によると、霊媒性はその個人を取り巻いているオーラの質でわかるという。 霊媒性は,…

40 ブラヴァツキーの神智学を誹謗中傷する人々 ②三浦関造の雛たちに危いまなざしを向ける人

☆インデックス 26 ブラヴァツキーの神智学を誹謗中傷する人々 ①ブラヴァツキーとオウムをくっつける人 Free Images - Pixabay 今年はブラヴァツキーの神智学や神智学協会、それを日本に紹介した一人であった竜王会の創設者三浦関造に対する誹謗中傷にわたし…

39 魔女裁判の抑止力となった、暗黒の時代の神秘主義者たち

☆インデックス Cathars13th century出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) 上山安敏『魔女とキリスト教』(講談社・講談社学術文庫、1998年)によると、魔女裁判が本格化したのは12世紀以降の異端審問が鎮静化した15世紀からだという。異…

38 シネマ「アレクサンドリア」 ③現代の科学者にすぎなかった映画のヒュパティア

☆インデックス Ambrose Dudley, (fl. 1920s)The Burning of the Library at Alexandria in 391 AD出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) 映画「アレクサンドリア」*1を観た。 地中海の真珠と謳われた、国際的学術都市であったアレクサンドリア…

37 シネマ「アレクサンドリア」 ②ヒュパティアが属した新プラトン派

☆インデックス O. Von Corven The Great Library of Alexandria アレクサンドリア図書館の内部(想像図)右上に巻子本を収めた棚が、手前に巻子本を抱える人物が描かれている。 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) 新プラトン派の最後を飾…

36 シネマ「アレクサンドリア」 ①新プラトン主義最後の女性哲学者、ヒュパティア

☆インデックス Drawn by Jules Maurice Gaspard (1862–1919) 1908年の想像画出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ヒュパティアは古代アレクサンドリアに生きた新プラトン主義最後の女性哲学者で、輝かしい知性と美貌で名高く、アレクサンド…

35 本もオーラを放っている

☆インデックス Free Images - Pixabay 寝床で本を読んでいたためか、次のような夢を見た。 知っている文学部の老教授が亡くなる(現実には何年も前の出来事)。 わたしはバンガロー風のカフェにいて、わたしに宛てられたという形見となってしまった2冊の雑…

34 枕許からのレポート

☆インデックス Free Images - Pixabay はじめに わたしは自称・神秘主義者で、そのことを人様から怪訝に思われていることでしょう。実をいいますと、わたしが神秘主義者と自称する根拠が、「枕許からのレポート」という作品に潜んでいるのです。 これは、2…

33 新訳『北風のうしろの国』、ジョージ・マクドナルドとC・S・ルイス

Free Images - Pixabay ジョージ・マクドナルドの“At the Back of the North Wind ”(1871)を初めて読んだのは、子供のころに買って貰った児童文学全集の次の本でだった。 世界の名作図書館〈9〉北風のうしろの国へ・まほうのベット マクドナルド (著), ノ…

32 神格化された漱石 ①神仏分離政策の影

漱石の弟子たちや、第二次大戦後に左傾化した教育機関の研究者たちによって神格化され、国民作家として不動の地位を占めるようになった漱石。野口英世の前に千円札に印刷されていたのは漱石だった*1 果たして彼はそうした器の人であったのか、検証してみたい…

31 「内側」の拡がりを欠くジブリ映画『思い出のマーニー』

ノリッチのウェンサム (Wensum) 川From Wikimedia Commons, the free media repository ジブリ映画『思い出のマーニー』*1を観た。 とても美しい映像とマーニーの魅力に惹かれたが、いつもジブリ作品に感じるように、今回も違和感があった。 ジョーン・G・ロ…

30 テレパシーといわれるような体験から思うこと

Pixabay - Free Images わたしはエッセー28 で自身の未熟な、いわゆるテレパシー体験について、日記体小説『詩人の死』で書いた断片を引用した。 神秘主義ではよく知られていることだが、霊的に敏感になると、他の生きものの内面的な声(思い)をキャッチし…

29 わたしが観察したオーラと想念形体、そしてプライバシーに関わると考える他人のオーラ

わたしの目の前に、図書館から借りたジョルジュ・サンド*1の『ちいさな愛の物語』*2がある。 この中に「バラ色の雲」があるのを知ったからだが、昔読んだ気がして読んでみたくなったのだった。 ジョルジュ・サンド(1864年、ナダールによる肖像写真)出典:…

28 二つの神智学協会(追記:初めてヘレナ・レーリッヒの写真を見て)

「ネオ神智学」という用語を、無知なわたしは昨日知った。ブラヴァツキー、オルコットと共に神智学協会を設立したウィリアム・クァン・ジャッジ(1851 - 1896)は、ブラヴァツキーの死後、新たに指導者となったアニー・ベザント及びリードビーターと仲違いし…

27 もう一つの世界への扉であるような作品を書いていきたい

同じこの世を生きていても、あの世を視野に入れて生きる人と、この世でうまく生きることだけを考えて生きる人とでは、生き方がずいぶん違ってくることだろう。 そのいずれの場合にも段階が細かくあって、生き方は多種多様だ。同じ人間に見えているだけで、全…

26 ブラヴァツキーの神智学を誹謗中傷する人々 ①ブラヴァツキーとオウムをくっつける人

ウィキペディア日本版の「神智学」「神智学協会」はひどい書かれ方をしている。あれではないほうがましなくらいだ。 コリン・ウィルソン(Colin Wilson,1931年6月26日 - 2013年12月5日)、ルネ・ゲノン(René Jean Marie Joseph Guénon, 1886年11月15日 - 1…

25 ブラヴァツキー批判の代表格ゲノンの空っぽな著作『世界の終末―現代世界の危機』

エッセー24で、シモーヌ・ヴェイユが学友でシュルレアリストであったルネ・ドーマルと共にルネ・ゲノンの著作の愛読者だったという情報を紹介した。 Pixabay - Free Images そうだとすると、シモーヌがルネ・ゲノンの思想を受容し、自己形成に役立てた可能性…

24 ルネ・ゲノンからシモーヌ・ヴェイユがどんな影響を受けたかを調べる必要あり

このところ、シモーヌ・ヴェイユのことが頭を離れなかった。 Simone Weil (1909–1943) – a French philosopher, Christian mystic and political activist of Jewish origin.出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) 東洋思想に関心がありながら…

23 ミクロス・ヴェトー(今村純子訳)『シモーヌ・ヴェイユの哲学―その形而上学的転回』から透けて見えるキリスト教ブランド

『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』に描かれたポワチエの城出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) 『シモーヌ・ヴェイユの哲学―その形而上学的転回』(今村純子訳、慶應義塾大学出版会、2006年)を読んだ。この本になっている作品は、ミクロ…

22 グレイ 著『ペンギン評伝双書 シモーヌ・ヴェイユ 』を読了後に

Pixabay - Free Images シモーヌ・ヴェイユの生誕100年ということで、フランシーヌ・デュ・プレシックス・グレイ著『ペンギン評伝双書 シモーヌ・ヴェイユ』*1が上梓された。 その秀才ぶり、哲学者アランとの邂逅と薫染、生来の美貌に異議を唱えるかのような…

21 息子と喧嘩して思い出した、妊娠中のある出来事

Pixabay - Free Images 息子とあることを話していて、意見にずれがあり、そのことで息子がひどく怒ってしまった。喧嘩をしたというより、ほぼ一方的な感じだ。 ちょっと人を食った顔つきに見えるけれど、人なつこいフランクな雰囲気を漂わせた普段の息子とは…

20 バルザックと神秘主義と現代

「バルザックと神秘主義と現代」は1998年に執筆し、ブログ「マダムNの覚書」で公開後、『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012(Collected Essays, Volume 2)』「第二部 文学論」(Kindle版、2014年)に収録済みのエッセーである。作品の神秘主義的…

19 映画『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』を観て

『インディ・ジョーンズ』シリーズが大好なので、20年もの歳月を経たあとに公開された『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』*1は勿論観に行った。 Pixabay - Free Images 時は1957年の冷戦時代。イリーナ・スパルコ大佐率いる偽装米兵に拘束さ…

18 第44回総選挙のときに見た不吉な兆し

「映画『ヒトラー ~最期の12日間~』を観て―2005.10―」は、郵政解散といわれた衆院解散、小泉劇場、第44回総選挙といった、現代日本の大きな転換点となった一連の出来事の1ヶ月ほど後に執筆したエッセーである。 Eugène Delacroix,Liberty Leading the Pe…

17 映画『ヒトラー ~最期の12日間~』を観て―2005.10―

「映画『ヒトラー ~最期の12日間~』を観て―2005.10―」は2005年10月に執筆し、(江川義人編集、河津武俊発行)『日田文學 52号』(平成17)に掲載していただいたエッセー。 当ブログにおけるエッセー18との関連からここに収録した。 ヒトラーの君臨する第三…