マダムNの神秘主義的エッセー

神秘主義的なエッセーをセレクトしました。

98 軌道修正したらしい、2019年発表のノーベル文学賞

David MarkによるPixabayからの画像 ノーベル文学賞が迷走した3年間 2019年発表のノーベル学賞は2年分 2014年の「IRORIO」の記事で見た、ペーター・ハントケに関する記事 ペーター・ハントケは映画「ベルリン・天使の詩」の脚本でも知られる、オーストリアの…

97 ジェイムズ・ジョイス (2)評伝にみるジョイスのキリスト教色、また作品の問題点 

Carina ChenによるPixabayからの画像 96 ジェイムズ・ジョイス (1)『ユリシーズ』に描かれた、ブラヴァツキー夫人を含む神智学関係者5名 97 ジェイムズ・ジョイス (2)評伝にみるジョイスのキリスト教色、また作品の問題点 なぜ、ジェイムズ・ジョイス(…

96 ジェイムズ・ジョイス (1)『ユリシーズ』に描かれた、ブラヴァツキー夫人を含む神智学関係者5名

Peter KerteszによるPixabayからの画像 96 ジェイムズ・ジョイス (1)『ユリシーズ』に描かれた、ブラヴァツキー夫人を含む神智学関係者5名 97 ジェイムズ・ジョイス (2)評伝にみるジョイスのキリスト教色、また作品の問題点 1922 年に出版されたジェイム…

95 H・P・ブラヴァツキーの病気と貧乏、また瞑想についての貴重な警告

魅力的なフリー画像 - Pixabay 五十肩を自己治療して、チャクラを意識する ヘレナ・レーリッヒ『ハート』、三浦関造『マニ光明ヨガ』の教え ブラヴァツキーの病気と貧乏 ブラヴァツキーの教え 追記: 神智学協会ニッポン・ロッジの動画「チャクラ」 五十肩を…

94 祐徳稲荷神社参詣記 (10)萬子媛入寂後に届いた鍋島直條の訃報:『鹿島藩日記 第二巻』

Roman GracによるPixabayからの画像 飛脚が東奔西走 鍋島直條の死 『鹿島藩日記』に記された赤穂事件 飛脚が東奔西走 三好不二雄(編纂校註)『鹿島藩日記 第二巻』(祐徳稲荷神社 宮司・鍋島朝純、1979)によると、萬子媛*1の入寂後、すぐに葬礼の段取りが…

93 詩人と呼んだ女友達の命日が近づいたこのときに書く、死者たちに関する断章

出典:Pixabay 詩人と呼んだ女友達の死 死後、初七日までにわが家を訪問した 4 人の死者たち 美意識高き唯物論者だった、詩人と呼んだ女友達 行織沢子小詩集 行織沢子小詩集・作品 1 「あこがれ」 行織沢子小詩集・作品 2 「盲人」 行織沢子小詩集・作品 3 …

92 胸の中にもある光源

出典:Pixabay はじめに 帰省した息子との会話 追記 はじめに 当エッセーは、12年前の2007年1月 1日、拙基幹ブログ「マダムNの覚書」にアップした記事だった。「The Essays of Maki Naotsuka」にアップしようと思い再読したところ、この記事は当ブログに収…

91 C・G・ユングの恣意的な方法論と伝統的な神秘主義

出典:Pixabay ユングに対する強い疑念 ユングは神秘主義者ではなかった ユング派のキリスト者 ブラヴァツキーの夢についての質疑応答 贈り物のような夢 ユングに対する強い疑念 昨年11月のこと、竜王会の機関誌が入った封筒にC・G・ユング(老松克博訳)『…

90 映画「くるみ割り人形と秘密の王国」とホフマンの原作

出典:Pixabay 映画「くるみ割り人形と秘密の王国」 ホフマンの原作は、結構不気味ともいえるお話 原作のストーリー 神秘主義者の難しい立脚点と要求されるバランス感覚 ホフマンの生涯 映画「くるみ割り人形と秘密の王国」 家族で、映画「くるみ割り人形と…

89 祐徳稲荷神社参詣記 (9)萬子媛の病臥から死に至るまで:『鹿島藩日記 第二巻』

出典:Pixabay 萬子媛が今なお生き生きとしてオーラの威光に満ち、神社という形式を最大限に活用して毎日あの世からこの世に通い、千手観音のようにボランティア集団の長として活動なさっていることがわたしにわかるくらいだから、神秘主義的感性に恵まれた…

88 祐徳稲荷神社参詣記 (8)核心的な取材 其の壱(註あり)

出典:Pixabay 2018年 6月 、電話取材に応じてくださったかたは、鹿島市民図書館の学芸員でいらっしゃいます。祐徳稲荷神社の創建者である花山院萬子媛をモデルとした歴史小説の第二稿を書くための取材でしたが、ブログ公開の許可をいただいたので、紹介しま…

★人名インデックス

2018年10月16日から工事中ですが、ご利用はご自由に。 数字はエッセー番号です。クリックなさいますと、当該エッセーに飛びます。

87 祐徳稲荷神社参詣記 (8)鹿島鍋島家の御殿医

出典:Pixabay 亡き母の友人で、現在は博多にお住いのキクヨさんから年に一、二度電話がある。83歳の高齢で、ここ数年、腰痛やパーキンソン病による歩行の不自由などがあり、お体がつらそうだ。 キクヨさんは鹿島鍋島藩の御殿医の家系の人で、萬子媛をモデル…

86 祐徳稲荷神社参詣記 (7)神社に参拝する僧侶たち。冷泉家の乞巧奠 (七夕祭)。

出典:Pixabay 萬子媛をモデルとした歴史小説を書くのに、2本の参考になりそうなテレビ番組を視聴した。 神社に参拝する僧侶たち: 「神と仏のゴチャマゼ千年 謎解き!ニッポンの信仰心」(NHK「歴史秘話ヒストリア) 冷泉家の乞巧奠 (七夕祭): BSプレミ…

86 シモーヌ・ヴェイユと母セルマとガリマール書店の〈希望〉叢書

アッシジ(イタリア、ウンブリア州ベルージャ県)出典:Pixabay 22 グレイ著『ペンギン評伝双書 シモーヌ・ヴェイユ 』を読了後に23 ミクロス・ヴェトー(今村純子訳)『シモーヌ・ヴェイユの哲学―その形而上学的転回』から透けて見えるキリスト教ブランド24…

85 祐徳稲荷神社参詣記 (6)勝本華蓮『尼さんはつらいよ』にみる現代日本の尼僧事情

上座部仏教出典:Pixabay 花山院萬子媛は佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社の創建者として知られている。 祐徳稲荷神社の寺としての前身は祐徳院であった。明治政府によって明治元年(1868)に神仏分離令が出されるまで、神社と寺院は共存共栄していたのだった…

84 ブラヴァツキー(忠源訳)『シークレット・ドクトリン 第2巻 第1部 人類発生論』を読んで

出典:Pixabay アマゾンに書き込んだ拙レビューを転載します。 シークレット・ドクトリン 第2巻 第1部 人類発生論 (神智学叢書)H.P.ブラヴァツキー (著), 忠 源 (翻訳) 出版社: 竜王文庫 (2018/1/1)ISBN-10: 4897416205ISBN-13: 978-4897416205 http://www.a…

83 トルストイ『戦争と平和』… ④フリーメーソンとなったピエールがイルミナティに染まる過程

七月蜂起(1917)。ユリウス暦7月4日のペトログラードFrom Wikimedia Commons, the free media repository エッセー「トルストイ『戦争と平和』に描かれた、フリーメーソンがイルミナティに侵食される過程」(エッセー番号80~85) 目次 映画にはない、主人公…

82 トルストイ『戦争と平和』… ➂18世紀のロシア思想界を魅了したバラ十字思想

『薔薇十字の目に見えない学院』(The Temple of the Rose Cross),テオフィルス・シュヴァイクハルト,1628年From Wikimedia Commons, the free media repository エッセー「トルストイ『戦争と平和』に描かれた、フリーメーソンがイルミナティに侵食される過…

81 トルストイ『戦争と平和』… ②ロシア・フリーメーソンを描いたトルストイ

Русский писатель Лев Толстой (1828-1910)From Wikimedia Commons, the free media repository エッセー「トルストイ『戦争と平和』に描かれた、フリーメーソンがイルミナティに侵食される過程」(エッセー番号80~85) 目次 映画にはない、主人公ピエール…

80 トルストイ『戦争と平和』… ①映画にはない、主人公ピエールがフリーメーソンになる場面

Battle of Moscow, 7th September 1812Louis Lejeune,1822From Wikimedia Commons, the free media repository フリーメーソン結社を侵食し、マルクス主義やテロ組織に影響を及ぼしたとされるアダム・ヴァイスハウプトの思想については、既にエッセー 69「イ…

79 ブラヴァツキーがニューエイジの祖とまつり上げられた過程が見える杉本良男の二つの論文と、対照的な『岩波哲学・思想事典』における神智学協会像

出典:Pixabay オンライン論文、杉本良男「特集 : マダム・ブラヴァツキーのチベット : 序論 」『国立民族学博物館研究報告』(40巻2号199 - 214頁 、国立民族学博物館、2015)*1、「闇戦争と隠秘主義:マダム・ブラヴァツキーと不可視の聖地チベット」『国…

78 祐徳稲荷神社参詣記 (5)扇面和歌から明らかになる宗教観

三井晩鐘(※近江八景 三井寺)、天保5年(1834)頃歌川広重(1797 - 1858)出典:Wikimedia Commons 花山院萬子媛は佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社の創建者として知られている。 祐徳稲荷神社の寺としての前身は祐徳院であった。明治政府によって明治元年(…

77 前世療法は、ブラヴァツキーが危険性を警告した降霊術にすぎない

出典:Pixabay 心霊主義者による神智学協会への迫害、非難 スピリチュアルブームに乗った前世療法の流行 前世療法は装いを変えた降霊術 神聖な本質との霊交は、催眠術のような「物理的、化学的手段」では達成できない 心霊主義者による神智学協会への迫害、…

76 モーリス・メーテルリンク『青い鳥』の罪な象徴性について

出典:Pixabay 63 心霊主義に傾斜したメーテルリンクの神智学批判と、風評の原因 76 モーリス・メーテルリンク『青い鳥』の罪な象徴性について エッセー 63 「心霊主義に傾斜したメーテルリンクの神智学批判と、風評の原因」で、わたしはモーリス・メーテル…

75 ノーベル文学賞の変節、及び古代アレクサンドリアにおけるミューズ

ムーサ九姉妹と古き三柱のムーサたち (ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ/画、1884–1889)出典:Pixabay 64 2016年に実質的終焉を告げたノーベル文学賞 75 ノーベル文学賞の変節、及び古代アレクサンドリアにおけるミューズ カズオ・イシグロ氏がノー…

74 祐徳稲荷神社参詣記 (4)神仏習合

出典:Pixabay 数年前から、祐徳稲荷神社を創建した花山院萬子媛をモデルとした歴史小説に取り組んでいる。第一稿で粗描を試み、第二稿に入ったところだ。 萬子媛が入られた黄檗禅系祐徳院は、取材の結果、庵のような小規模の建物ではなく、もっと大きな建物…

73 息子の土産話から連想したお伽噺の魔女、旧交を冷やした友人との再会

出典:Pixabay 昨夜*1、ベルギーに 2 週間出張していた息子から電話があり、長電話になった。興味深い話をいろいろと聞くことができた。 古い洋館が研修施設になっていたそうだが、近くに森があり、その森は日本の森や林といったイメージからは遠く、そう大…

72 祐徳稲荷神社参詣記 (3)2017年6月8日 (収穫ある複数の取材)

出典:Pixabay 神社という聖域には、実際に萬子媛のような高級霊が地上界を見守っていらっしゃるケースがあるということを、わたしは神秘主義的見地から確認してきた。 萬子媛のようなタイプの修行者をもたなければ、このようなタイプの守護者を日本は持つこ…

71 祐徳稲荷神社参詣記 (2)2016年6月15日

出典:Pixabay 2018年8月に、『鹿島藩日記 第二巻』(祐徳稲荷神社、昭和54)を祐徳博物館から購入した。それを読むと、萬子媛は病死なさったのではないか――との推測が成り立つ。一方では、萬子媛には断食入定の伝承があり、その可能性も否定し去ることはで…